お元気様です。常総100km徒歩の旅学生スタッフのりょうすけです。


今回は昨年本事業に参加してくれた海老原悠ちゃん(のの)とそのお母さんにインタビューをさせて頂きました。

その会話の一部始終を皆様にご紹介させて頂きます。インタビューを行うにあたり、ご協力して頂いたののとお母さん本当にありがとうございました!

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では、以下インタビューの一部始終です。

どうぞ!

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Q「100km歩き抜くことを経験して経験する前とあとで何か自分の中で変化はあった?」

 

のの「う〜ん。」

りょ「そりゃいきなり聞かれても困るよね。笑 お母さんはのの様子を見ていてどうでしたか?」

母「そうですね。正直100km歩くことに対して抵抗は親子ともになかったですね。笑

ののが小学2年の時に100kmのことを知って、その時から彼女は歩くことを決めていました。親としての心配はなかったので、本人がやると決めていた時点で本人の意志を尊重して“楽しい思い出作っておいで!”って感じで行かせましたね。」

りょ「お兄さんも参加されていたということでしたが、その時はどうでしたか?」

 

母「あ!笑 兄の方がののより心配でしたね。たしか、びっきーの班でした。行きたくないって駄々をこねてましたよ。アトピー持ちだったのでスタッフの人たちに迷惑かけない心配でした。

でもゴールしたときにどうだった?と聞いたら、“楽しかった!”といってそのあと2日間くらい100kmでの出来事をずうっと話していたのが印象的でした。」

 

母「参加前後の変化で感じることは子どもが“目標を意識するようになった”ということですね。ののも兄も大学生と接する中で“大学”という存在を身近に感じ関心を持つようになりました。

◯◯大学にいく。だからそのために◯◯高校にいくんだ。とか目標を設定しそのための具体的な人生設計も描くようになったと思います。」

 

りょ「ありがとうございます。ののは大学生のお兄さんやお姉さんがスタッフとして活動しているのを見て自分も100kmのスタッフとして参加してみたいと思う?」

 

のの「4月から中学1年生になるけど、中学は部活頑張って高校は部活とスタッフを両立したいと思ってる。本番中に中学生になった人がお手伝いに来てくれるのを見るけどあんま好きじゃない。」

 

りょ「なんで?」

 

のの「良いとこ取りはしたくないの。本番の楽しいときだけ行くのは気がひけるの。」

 

りょ「そんなこと考えているんだ!えらいね!」

 

母「中途半端が嫌なのよね!100kmの楽しいときだけ関わって、部活から逃げる口実にしたくないみたい。」

りょ「しっかりされていますね!笑 勉強になります。」

 

Q「本番中に印象に残っている思い出とかある?」

 

のの「今年の筑波山登山の時に、体調崩しちゃったんだけどスタッフの人に飲み物もらって元気になったことかな?山はやっぱり苦手みたい。笑」

りょ「OS1だね!ぼくも助けられたよ!笑」

 

のの「あと一日目かな。雨で靴がびしょびしょで大変だった。」

りょ「ちなみに今年のリーダーとサブリーダーはどうだった?」

 

のの「ピリピリしていなかった。ホワッとしていた。ふえちゃんとか話しやすかった!」

りょ「そっか!ありがとう。たしか、ののは班の子どもの中でリーダー役をしていたと思うけど実際にリーダーとしてどんなことしていたの?」

 

のの「う〜ん。笑 やれって言われたらやるし特に・・・苦笑」

のの「あ、でも班の中でトラブルがあった。1人不機嫌になった子がいて声かずらかったなあ。様子見ながら、“楽しいこと思い浮かべて歩くんだよ”って声かけたりしていたよ。」

 

りょ「さすがです。」

のの「でも!その子励まそうとして隣にいったら『2列になるな!』って叱られたりするから大変だった。だからあたし後ろ向きながらその子励ましたんだよ!あとは横断歩道まつときとかは隣になれるチャンスだからそのとき3人でその子励ましたりもしていたよ。」

りょ「そんな苦労があったんだね。笑」

 

母「1年目ですごいポジティブな子っている?」

のの「いるよ!そういう子は2年目とかで元気ない子のサポートとかしてる。」

 

母「すごいわね。その子のお母さんに会ってみたいわ。きっと親もポジティブなのでしょうね。笑」

りょ「お母さんも充分すごいとおもいますよ笑」

 

りょ「集団生活のなかで困ったこととかあった?」

のの「寝相が悪い子がいて困った。夜中に胸とか蹴られたりしたの。だから私自分の胸をこうやってガードしながら寝ていたの。笑あと一日目が寒くて夜中に起きちゃった。体育館は虫も多いから嫌だった。笑

夜中に指についていたりもしたの。泣」

 

りょ「朝みると整然と寝ている子が多いからみんな寝相いいなって思っていたけどやっぱりあるんだね。」

りょ「いいね!ほかにはある?」

 

のの「まくらほしい!」

りょ「笑」

 

りょ「シャワーのときとかはたいへんじゃなかった?俺すごい子どもに終わったあと急かしてごめんって誤った記憶あるんだけど。笑」

 

のの「うーん。大丈夫!プールが今年あったから!気持ちよかった!プール最高!」

りょ「なるほど!ありがとう!」

 

りょ「スタッフで印象に残ってる人とかいる?」

のの「ひなの!遅れている子にカツを入れてる姿がかっこよかった!

あとはりかちゃん!優しいんだけど怒ると怖いところ!」

 

りょ「りかさん怖いよねえ。わかる。それにしてもよく見てるね。」

のの「あとは、まゆゆかな。去年の自衛隊でのレクの時に即興でちがうゲームを提案したりしていたところがかっこいいっと思った。」

 

のの「あとは蝉を退治してくれたみっちぇるかな!」

りょ「どういうこと?笑 あの人2班だよね?」

 

のの「なんか死にそうな蝉が体育館に入ってきたときに駆けつけて外にたしてくれたの。だからコップンカーカードに『セミをどかしてくれてありがとう』ってみんなで書いたの。笑」

 

りょ「そういうことか!いろいろ教えてくれてありがとう。」

 

Q「最後にお母さんからこれからの常総100km徒歩の旅の学生スタッフに期待すること、要望などありましたら忌憚のない意見を聞かせて頂きたいです。」

母「一生懸命やることの大事さをリアルに子どもたちに伝えてほしい。学生は親と子どもの中間の存在だと思います。親はどうしても“昔は・・・”とか“でたよ・・・”とかいって子どもにレールを敷いてしまいがちだと思うんです。

そんななかで学生スタッフは子どもたちに現役で一生懸命がんばっている姿、本気でぶつかる姿を子どもたちに魅せることができると思います。

そういう姿を4泊5日のなかでリアルタイムで魅せてあげることができる瞬間をいっぱい盛り込んでほしいなと願っています。現にうちのちょっとだめな長男はそういう学生スタッフの方と間近で5日間接して今は目標を持って頑張っています。

ですから、学生スタッフのみなさんには子どもたちに一生懸命頑張ることの大事さをこれからも子どもたちに伝えていってほしいと思います。偉そうにごめんね。」

 

りょ「うおおおお!お母さんありがとうございます!心が洗われるような気分です。はい!お母さんのお言葉を励みにこれからもスタッフ一同精進して参ります。今日は本当にありがとうございました!」

 

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以上!

参加者保護者インタビューでした!読んでいただきありがとうございました!

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